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2005年5月17日 (火)

「The Woodsman」

DVDが届いたのでさっそく鑑賞しました。

ケヴィン、よかった~。ぺドフィリアの気持ち悪さもジワ~と滲んでました。
確かに小児性愛者の更正という点では楽天的に感じるし、現実はそううまくいかないと思う。逆に、これを観ていると性犯罪は再犯が多いのもうなずける。子どもへの性犯罪なんて許せる道理がない。でも、たとえほんとうに自分の性癖を克服したいと思っている人がいても、周囲がぺドは一生ぺドだと決め付けて、身近に支える人が誰もいなかったらそれも叶わぬことだと思った。

私の心に残ったのは、ウォルターがロビンとベンチで交わす会話のシーン。
ウォルターって、自分が異常性愛者だと認識し、克服する努力もしている。だけど、自分は少女たちを「傷つけていない」と思ってる。肝心なとこがわかっていない、そこが怖い。けど、ロビンの涙を見て、何も言わないで泣く彼女を見て、初めて自分の好むことが少女を傷つけるのだと気がつく。そこがね、また演技の素晴らしさもあってよかった。私は個人的に、人が 自分で 何かに気づいて変わる、というのに非常に弱いのだ。(まぁ、変わる方向というのは、結局わたしがヨシとするほうへ、ということなんだけど)
ロビンは12歳…だったかな?その年頃でもう既にぺドの存在と、自分がその対象であることを知っている、知らざるを得なかった彼女を思ってせつなかった。ウォルターが話しかけたのが彼女じゃなかったら、こんな結末はありえなかっただろう。
それと、キャンディは本当に犯罪者だったわけだが(…ですよね?)それもまた都合のいい話だと思ってしまった。どちらの場合も、いわゆる反面教師の心理が作用して、「自分は違う」という想いが再生に繋がったのだろうな。ウォルターを疑いはしないけど、ラッキーな男だとは思う。

字幕を追いかけるのに忙しかったけれど、だいたいの内容は私でもわかった(と思う)。
映画の雰囲気も好き。音楽が控えめで少ないのと、映像の色味が私の好みだった。ダラダラ長くないのもいい。
あと、キィラもよかった~。夫婦共演とかいうとロクなもんじゃいことも多いですが、これはそんなことまるで関係なかった。ああ、それにしても、キィラはなんて旨そうに煙草を吸うんだろう・笑!

いい作品だけに残念だが、観終わって日本公開は無いだろうと思った。哀しいかな、シーンのほとんどがケヴィンとキィラとベンジャミン・ブラットでは…誰が見るのかと思うと…。

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