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2012年4月28日 (土)

梨木香歩 「沼地のある森を抜けて」

読了しました。
読んでいたんです。

なんだかスッキリしないのは、きっと自分が悪いんだろうなー、といういじけた気にさせられる。解りたいけどモヤモヤ。片想いで失恋、みたいな。

壮大なスケールの生命と生殖、その神秘とロマンに浸ることができませんでした。わたしが現在おかれている状況が、現実が生活が日常が、それを許さないのでした。
確かに、つくづくと不思議なものであるよ、新しい生命の誕生というのは。
しかし、トウモロコシのように風媒で子孫が増やせたらいいのに、などと思っているわたしと、長年の呪縛から開放され、心身ともに交歓するふたりとでは、あまりにも大きく決定的な温度差があったのでした。

とは言え、先が知りたくて一気に読んだのも事実。
再読は無いと思うけれど、斬新さ、興味深さはありました。
なんたって、ぬか床から人が湧くんですから・笑。

「沼地のある森を抜けて」
久美さんは沼地のある森を「抜けた」んです。
わたしはそこに希望を感じます。

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コメント

実はいまだ積読で楽しみに取ってある作品です、これ。
このGWの課題図書にしようかしら。

ぬか床から人が湧くってフレーズだけで、
わくわくしちゃいますね?
原始の地球の生命の誕生もそんなもんだったんでしょうなあ。

投稿: カリコ | 2012年4月28日 (土) 20時44分

ああ~。
楽しみにとっておいたものを、こんなの先に読んじゃったなんて申し訳ないです。

前半はね、ほんとうにおもしろかったです。
わたしは主人公の女性があんまり好きになれなかったけれど、純粋に物語の力でグイグイ引き込まれました。

あのぬか床は女性の性(さが)の象徴であったようにも思います。

投稿: Leek | 2012年4月30日 (月) 06時27分

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