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2014年11月10日 (月)

土井雪広 「敗北のない競技」

タイトルの競技はレースと読みます。
副題が「僕の見たサイクルロードレース」

漫画「弱虫ペダル」の原作者、渡辺航先生がブログで紹介していたことで知り、ただそれだけで購入してしまいました。
プロの自転車競技の世界も土井選手のことも何も知らずに。

読んでみて、サイクルロードレースという競技そのものの過酷さと、日本におけるプロ選手の待遇改善がされるといいな、と切に感じた。

土井選手の自伝といってもいいと思うのだけど、奇をてらわず淡々とした語り口で、なんというか、ああリアルなんだろうな~と思える。
ご本人のお人柄もあると思うのだけど、筆者が自分で体験して感じてきたことだからこその率直さがわたしには好ましかった。

読み終えてから気になってTwitterも拝見したけれど、歯に衣着せることをしないので、なるほど他人とぶつかることもあるでしょうね。

日本のファンに対してやドーピング問題、自身の今後についてまでも言及してあり。
薬物使用について現役選手がここまで語るのは、関係者には驚きをもって読まれたであろうことは想像できる。
けど、わたしはド素人なので「そうなのか」という印象。
しかし、選手の命を守るためにも容認してはいけないと思う。使うのが当たり前、そうせざるを得ない空気というのはフツーに考えても怖いことだと思う。
高心拍数維持のために夜中に運動とか異常。ほんとに死んじゃう気がする。

最後まで読んで、ロードレースへの愛情を強く感じ胸が熱くなった。
彼がアシストとして結果を残せることに喜びを感じることが最初は意外に思えたけど、今はそんなふうには思わない。

どうだろう、彼は後進の指導に向いているかもしれない。
彼の経験は日本の競技者にとって得難い宝だと思う。
活かせるといいなと思う。
や、まだ現役なので先走ってますが。

土井選手のお母さんに対する件を読むとジーンとしてしまう。サラッと触れてあるだけなんだけど。
というか、科学的なトレーニングとか専門的な記述が多いにもかかわらず、まるきりわからない私がサクサク読み進めてしまうのがなんとも不思議だった。

あと、webによると、うちの近所を登ったりすることもあるらしいのでfuji、すれ違えたらすごいな!とか、よくわかんないコーフンを感じているhappy01

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